リーディングマスター 大学受験英語 講座

#1 同格の見抜き方と訳しにくいofの攻略!【精読パート①】

こんにちは!
S塾のりょーたです!

それでは、リーディングマスター
第1講を始めていきますね!

下記の記事を読んでいない方は先にお読みになってから、読み進めてください。

今回使う英文は
センター試験2014年度本試です。
テキストの方は、
上のボタンをタップしていただければ
ダウンロードできますので、
ぜひコピー等に活用してください!

また、動画授業もありますので、
読むのが大変という方はそちらも活用ください!

この第1講では、
センター2014本試の第6問の第1段落の英文
徹底解説していきます。

精読パートと速読パート
に分けて解説しますので、

英語が苦手な方も得意な方も
今からやる精読パートからご覧ください。

まずは、
第1段落の5つの文を解説していきますね!

それでは本編スタートです!

この第1講をマスターすると

  • 同格の用法がわかるようになる!
  • 関係詞の省略に気付けるようになる!
  • 読解のカギになるofの用法がわかるようになる!
  • セミコロン[;]の働きがわかるようになる!
  • ダッシュ[ー]の働きがわかるようになる!
  • あらゆるタイプのbe動詞の働きがわかるようになる!
  • 仮主語構文に気付けるようになる!

センター2014本 第6問 1パラ①

<本文>
①In 1877, Thomas Edison invented
the phonograph, a new device that could
record and play back sound.

まずは語句チェックです!
必ず語句を覚えてから解説を読んでくださいね!

語句チェック

invent[インヴェント]

を発明する

phonographフォウノグラフ]

蓄音機

device[ディヴァイス]

装置

record[リコード]

を録音する

play back[プク]

を再生する

①In 1877, Thomas Edison invented
the phonograph, a new device that could
record and play back sound.

Q1:この文の主節の主語と動詞は何?

Q2:「the phonograph」と「a new device」はどういう関係性?
①O1O2 ②OC ③同格
④a new deviceが副詞になってる

Q3:a new device that could record and…の
「that」は何の用法のthat?

Q4:recordの目的語は何?

Q5:和訳しよう

必ずこの問いを考えてから、
解説を読んでくださいね!

それでは解説を始めていきます!

まず、「In」から始まっているので、
この前置詞のカタマリはどこまでなのか
を確定させましょう。

前置詞は名詞とセットになるんでしたよね?
ということは、
セットになってる名詞を探す必要があります。

今回は、すぐ後ろに1877があり、「,」もある
ので、Inのカタマリはここまでとわかります。

このように、
英文はいきなり主語から始まることは少ないんです。

前置詞句や副詞・副詞節から始まることが
多い
ので、そのカタマリがどこまでなのかを
まずは把握しましょう!

リーマスポイント①

前置詞から文が始まっていたら、名詞とセットで( )!

(In 1877)となり、
副詞句として動詞にかかっていきます。

で、次に「Thomas Edison」ですが、
これはあの有名な「トーマス・エジソン」
のことですね。

人の名前がきているので、おそらくこれがSだろうと予測しつつ、次を見ると、

「invented」という動詞がきているので、
トーマス・エジソンは発明した」となり、
これでSとVは分かりましたね!

この「invented」は「を発明する」という意味なので、後ろに目的語であるOが必要になります

すると、「the phonograph」があり、
これがOになりますね!

ここまでを日本語に訳すと
1877年に、エジソンは蓄音機を発明した
となります。

今回は、先に単語チェックをしたので、
「phonograph」が「蓄音機」だとわかったんですが、実際ではおそらく「phonograph」はわからない単語として処理されたと思います。

ここで、大事なのが
わからない単語が出てきても訳すことはできる、ということです!

どういうことか?

では、一旦「phonograph」を
わからない単語として解説をしてみますね!

エジソンはなんか「phonograph」ってやつを
発明してんや、
でもこの「phonograph」って何やろ?

あれ?後ろに、
「,a new device」という名詞がある!
となります。

じゃあ、この「a new device」と
「the phonograph」の関係性って何なのか?

名詞の働きは覚えていますか?


忘れている人はもう1回英文読解の基礎講座をやってやー!

名詞の働きは、
S・O・C・前置詞の目的語になる
まず、これがメインでしたね!

今回の「the phonograph」と
「,a new device」の関係性ですが、

まず、Sと前置詞の目的語は候補から外れます
Sは「Edison」ですし、
前置詞もありませんからね。

では、Oになるのか?
Oが2つ来るときは、
「O1にO2を与える」という意味になるのが
基本です。

「エジソンは
phonographに新しい装置を与えた
っておかしいですよね?

これで、Oが 2つ並ぶのは消えました

次にCですが、SVOCの文になるときは、
O=Cになること
OとCが主述関係になることが
重要なルールでした。

では、「the phonograph」と「a new device」についてですが
「the phonograph」=「a new device」
言えそうですし、
「『the phonograph』[S]が
『a new device』[V]である」

いけそうですね。

じゃあ、Cになるのかと言ったら
そうではありません。

英文読解の基礎講座の第7講でやった
SVOCの項目で、
SVOCの形が来れる動詞を紹介しました!

その動詞の一覧に、「invent」はありましたか?

ありませんでしたよね?

文型というものは動詞が決めるんです。

なので、「invent」を見た瞬間に
後ろにCが来ることは無い
と判断する必要があるんです。

これが速読につながります!

では、この「a new device」は何なのか?

実は、あるモノに気付けば一瞬でわかることが
できたんです!

それは、「名詞,[コンマ] 名詞」の形
なっていることです!

この形になっていたら、
「同格」と呼ばれる用法になります。

「A,A’」
「AつまりA’」「AであるA’」「A’というA」
こんな感じで処理すれば大丈夫です!

すると、
In 1877, Thomas Edison invented
the phonograph, a new device… は


「1877年にトーマス・エジソンは
新しい装置であるphonographを発明した」

と訳すことができますね!

リーマスポイント②

「名詞,名詞」の形を見たら…
同格!

では後半部分の解説ですが、
ここでのポイントは「that」の用法です!

〜,a new device that could record and play back sound.

名詞 that V」という形になっているので、
このthatは主格の関係代名詞のthatとなります。

〇〇する新しい装置」と訳せばOKですね!

そのthatの後ろにandがありますが、
「and」を見つけたら、
常に何と何を結んでいるのかを
考えて
ください!

探し方は
andの直後を見て
同じ品詞・タイプをつなぐこと!

今回は、andの後ろが「play back
という動詞の原形がきていますので、

同じく動詞の原形の「record」と繋がります。

「play back」も「record」も
Oを必要とする他動詞ですが、
「record」の後ろにはOがありません。

これは、
「play back」のOが共通の目的語となっている
からです。
これをandの共通関係って言うんですね。

なので、訳すときは、
〜を録音し、再生する
となります。

よって、Oはsoundなので、
音を録音し、再生することができる
新しい装置」
となります。

よって、和訳は

1877年に、トーマス・エジソンは、音を録音し再生することのできる新しい装置である蓄音機を発明した
となります。

リーマスポイント③

名詞 that V
→主格の関係代名詞!

リーマスポイント④

「and」を見たら
直後に注目!
→同じタイプを繋いで訳す!

センター2014本 第6問 1パラ②

②For the first time, people could enjoy
the musical performance
of a full orchestra in the convenience
of their own homes.

語句チェック

for the first time

初めて

musical performance
ミュージカル パフォーマンス]

音楽演奏

full orchestraオーケストラ]

フル・オーケストラ

convenience[カンニエンス]

便利さ

所有格+own homeウン ウム]

自宅
(所有格の部分は文脈によって変わる)

②For the first time, people could enjoy
the musical performance of a full
orchestra in the convenience
of their own homes.

Q1:この文の主語と動詞は何?

Q2:in the convenience of their own homesの「of」の働きは?

Q3:和訳しよう!

第2文の解説です!

まず、「For the first time」という副詞句
始まっていますので、
第①文と同じく( )でくくって
Sを探します。

すると、「people」という単体の名詞
出てきたので、
これがSになるだろうと予測します。

次に「could enjoy」という動詞が見えたので、
これがVとなり

「初めて、人々は楽しむことができた」
となります。

じゃあ、何を楽しむことができたん?
となりますよね?

後ろに
the musical performance」とあり、

音楽演奏を楽しむことができた」

と訳が完成します。

このとき、「the」がありますが、
これは何の「the」か分かりますか?

「その音楽演奏」と訳したとしても、
「その」って何やねん!ってなりますよね?

「musical performance」は第①文には無かった名詞です。

こういう

初めて出てきた名詞にくっついている「the」
「その」って訳すことが重要ではありません!


後ろに修飾語が来るサイン!

と気づくことが何倍も重要です!

リーマスポイント⑤

初登場の名詞+the
→後ろに修飾語が来る合図!

そう予測して、後ろを見ると
「of」が出てきましたよね!

「of」でどんな音楽演奏なのかを
詳しくする
わけです。

of a full orchestra in the convenience of their own homes.

フル・オーケストラの音楽演奏
ということがわかりますが、
このフル・オーケストラにも
「in」という前置詞がくっついていますね

この「in」も同じように後ろから
「a full orchestra」を修飾してると思って、
後ろから訳す

自宅の便利さの中でのフル・オーケストラ
となり、少し不自然な訳になります…

一応、「in the convenience of A」で
Aという便利さで」という熟語がありますが、
正直、こういうタイプの熟語を覚えていたら
キリがありません…

なので、
熟語として処理しない読み方を教えますね!

そのために、注目すべきは…
前置詞の「of」です!

生徒A
生徒A

ofって「〜の」って訳して終わりじゃないん??

もちろん「〜の」って訳して
スムーズにいくことも多いですが、
今回のように、
後ろから「〜の〇〇」って訳しても
うまくいかないことも結構あります

そこで、皆さんには
「of」の用法を伝授したいと思います!

まず、「of」には「4つの格」があること
を覚えてください!

4つの格とは、
主格・目的格・所有格・同格
のことを指します!

まず、主格とは、
要するに「〜が」となるやつのことです。

existence of someone」を例にあげると、
これを「誰かの存在」と訳してもいいんですが、
「誰か存在すること」と

「A of B」を「BがAすること」
訳した方が自然な気がしますよね!

Aが「existence」のような元々「exist」という
自動詞から名詞になったもの
こういう主格のofが使われます

次に目的格の「of」ですが、
これはさっきの主格の目的語verです!
目的語なので、今度は
「A of B」を「BをAすること」
訳せばいいんですね。

この場合、
Aには他動詞を名詞化したものがきます。
たとえば、
educate:を教育する」という他動詞には
education:教育」という名詞があります。

なので、

the education of children」を

子どもたちの教育」と訳すのではなく、
子どもたちを教育すること」と
訳せばOKということです!

3つ目は所有格ですが、
「my」とか「her」とかと一緒で、
前から「〜の」と訳せばOKです!

なので、
「A of B」は「BのA」と訳すこともできますし、
「AのB」と訳すこともできるというワケですね!

最後に、同格です!
本日2度目の同格の登場ですが、
「of」にも同格の用法があります

特に「A of B」のB
「Ving」もしくは「動作名詞」の場合、
「BというA」と同格で訳されることが多いです。

たとえば、
「the possibility of seeing him」で
彼に会うという可能性」と訳したり、

「the city of Osaka」で「大阪という都市
BがVingや動作名詞でないモノもあります

リーマスポイント⑥

「A of B」が「BのA」でダメなら、4つの格!
①主格 「BがAすること」
     「BがAであること」
②目的格「BをAすること」
③所有格「AのB」
④同格 「BというA」

今回は、4つの格の内のどれになるのか?

a full orchestra in the convenience of their own homes

まず主格から…
自宅が便利であることでフルオーケストラ…」
少し不自然ですね…

目的格は
自宅を便利であることでフルオーケストラ…」
となり、訳が不自然になります。
他動詞の名詞形でもありませんしね…

所有格ではどうでしょうか。
便利な自宅でフルオーケストラ…」

今回は、「convenience」が
元々「convenient:便利な」という形容詞から
派生しているので、
「便利の」ではなく「便利な」としましたが、
おかしくないですよね?

要するに、
自宅で便利にオーケストラを
楽しめるようになった

ということだったんです。

どうでしょうか?

たった「of」1つ
こんなにも考えることがあるんですよ!

これから「of」が出てくるたびに、
この「of」の用法を意識してくださいね!
(まだofの働きは他にもあるんですが、
ここまでにしておきます笑)

では、最後に通しで訳しておきますね!

初めて、人々は便利な自宅でフル・オーケストラの音楽演奏を楽しむことができるようになった


センター2014本 第6問 1パラ③

③A few years later, Bell Laboratories developed a new phonograph that offered better sound quality; voices and instruments sounded
clearer and more true-to-life.

語句チェック

a few years later

数年後

Bell Laboratories
[ベルボラトリィズ]

ベル研究所

develop[ディヴェロップ]

を発達させる

offerファー]

を申し出る

true-to-life

本物そっくりに

③A few years later, Bell Laboratories developed a new phonograph that offered better sound quality; voices and instruments sounded clearer and more true-to-life.

Q1:この文の主節の主語・動詞・文の要素は何?

Q2:この文のthatの用法は何?

Q3:;[セミコロン]の働きは?

Q4:andは何と何を繋いでいる?

Q5:和訳しよう!

第3文の解説に入ります!

まず、また「A few years later」という副詞句があるので、( )でくくりましょう。
3連続で、この形ですね!

いきなり主語・動詞から始まる英文は
意外と少ない
ということがわかりますね!

「Bell Laboratories」という固有名詞が来た
ので、これがSだろうと思いつつ
次を見ると、「developed」がありますね
これがVとなり
「数年後、ベル研究所は発達させた
となります。

「develop」は「発達する」という
自動詞の用法もある
のですが、

今回は後ろに「a new phonograph」という
Oが来ている
ので、
〜を発達させる」という他動詞の用法
になります。

すると、
「ベル研究所は新しい蓄音機を発達させた
となるんですが、

「新しい蓄音機を発達させた」という部分は
少し不自然ですよね?

「発達させる」というのは、
何か元からあるモノに対して、
進化させるニュアンスで使います

そう考えると、「新しい」とあるので、
発達させる」というより
開発・発明する」とした方が良さそうですね!

なので、
第①文の「invented」=「developed」
となるわけです。

このように、
単語帳で、覚えた訳をそのまま使えないケース
って結構あります。

これは練習を積んでいくしかないので、
このリーマスで鍛えていきましょう!

リーマスポイント⑦

単語帳の訳をベースに
自然な訳に!

次に、「a new phonograph」の後ろに
「that」があります

これも、第①文と同じく、
「名詞 that V」という形になっているので、
この「that」は主格の関係代名詞となります

「ベル研究所は
〇〇する新しい蓄音機を発明した」
という訳の骨格が完成します。

文の要素としては、SVOとなりますね。

では、関係詞節のthatの中身を見ていくと、

that offered better sound quality;

「offer」はいろんな意味があるんですが、
語句チェックで記載した「を申し出る
で訳してみると、
より良い音質を申し出た」となりますが、
これも不自然ですね。

「音質を申し出る」ということは
要するに「良い音を出す」ってことですよね?

なので、「より良い音質を出す新しい蓄音機
とすればOKです。

次のポイントですが、
この「sound quality」の後ろに

「;[セミコロン]」があります。

「;」の働きは知っていますか?

「;」は等位接続詞と
同じ働きをします!

なので、andやor、but、forになれる
わけですね。
どれになるのかは、文脈で判断しましょう。

リーマスポイント⑧

「A;B」の働き
①A and B「AそしてB」
②A but B「AだがB」
③A or B「AもしくはB」
④A or B「AつまりB」
⑤A for B「AというのはB」

今回の英文を見ていくと

;voices and instruments sounded clearer and more true-to-life.

「voices and instruments」がSで、
「sounded」がVになり、
「sound」は後ろにCが来るVで、
〜に聞こえる」と訳します。

声と道具が〜に聞こえる
という骨格になります。

今回、蓄音機の話をしているので、
「道具」というより「楽器」の方が
良さそうですね!
(instrumentは「楽器」という意味もあります)

次に「and」があるので、
何と何を繋いでいるのかを確認しましょう!

直後に、「more true-to-life」という形容詞
が来ているので、「and」の前の同じ形容詞である「clearer」とつながることがわかりますね!

訳は
よりはっきりかつより本物そっくりに
聞こえた」となり、

「声や楽器がよりはっきりかつより本物そっくりに聞こえた」
という訳が完成します。

では、「;」をどう活かすのか。

「;」の前後の英文を並べてみますね。

a new phonograph that offered better sound quality
;
voices and instruments sounded clearer and more true-to-life

「;」の前が
「より良い音質を出す新しい蓄音機」という意味
になっていて、

「;」の後ろが、
その蓄音機の機能の詳しい説明になっています。

なので、「つまり」という言い換えの働きを「;」はしていますね!

よって、和訳は

数年後、ベル研究所は、より良い音質を出す新しい蓄音機を開発した。
つまり、声や楽器がよりはっきりかつより本物そっくりに聞こえた

となりますね!

センター2014本 第6問 1パラ④

④These early products represent two major focuses in the development of audio technology—making listening easier and improving the sound quality of the music we hear.

語句チェック

product[プダクト]

製品

represent[レプリント]

を表す

majorイジャア]

主要な

focusフォウカス]

焦点

development[ディヴェロップメント]

発達

audio technology
オーディオウテクロジー]

オーディオ技術

improve[インプーヴ]

を改善する

④These early products represent two major focuses in the development of audio technology—making listening easier and improving the sound quality of the music we hear.

Q1:この文の主節の主語と動詞・文の要素は何?

Q2:「of」の働きは?

Q3:「ー」の働きは何?

Q4:「make」を見たら何を予測?

Q5:the music we hear使われている用法は何?

Q6:和訳しよう!

第④文の解説です。

今回は、「These:これらの」から
始まっていますので、「これらの」何なのか、と
どこまでがSなのかを見ないとダメですね。

productsまでが名詞なので
ここまでがSと予測し、

次に「represent」があるので、これがVですね!

これらの初期の製品は〜を表している
となります。

何を表しているのか?
two major focuses」とあるので、
2つの主要な焦点を表している
ということです。

その後ろに
in the development of audio technology
があって、
オーディオ技術の発展における
2つの主要な焦点
という訳になりますね!

今回のこの「of」はこのように
訳してもおかしくないんですが、
せっかく「4つの格のof」をやったので、
それを考えてみましょう。

「development」を見た瞬間に、
動詞「develop」の派生形!

と気づけたら、
次は自動詞なのか他動詞なのか、です。

これが、自動詞だったら主格になりますし、
他動詞だったら目的格になります

「develop」は「発達する」「を発達させる」
自動詞も他動詞もありますので、
少し面倒ですが両方試す必要があります。

「オーディオ技術が発展することにおける…」
「オーディオ技術を発展させることにおける…」

どちらでもいけそうですが、
主格の「of」の方
より自然な訳になりそうですね。

もちろん、今回のように
「A of B」を「BのA」と訳して違和感がなければ、いちいちこのように考える必要はないんですが、「of」の用法のトレーニングとして、
あえて言わせていただきました。

よって、「in the development」は
two major focuses」を

of audio technology」は
the developmentを修飾しているので、

2つとも名詞を修飾する形容詞句として働いているというわけですね!


じゃあ、その「2つの主要な焦点」って何?
ってなりますよね!
それを後ろの「ー」で説明しているんです。

リーマスポイント⑨

「ー[ダッシュ]」の働き
→前の文や語句の
補足・言い換え

—making listening easier and improving the sound quality of the music we hear.

「make」を見て、
「作る」と訳すのは中学生までですよ!

これからは、
『make』を見たら『make O C』
と反応しましょう。

すると、「making listening easier」と
「make」が動名詞の形になっていますが、
「make O C」の形になっています

「listening」は動名詞としてOの働きをし、
「easier」は形容詞なのでCの働きをしています

なので、訳は
聞くことをより簡単にすること」となります。

「2つの主要な焦点」なので
当然もう1つあります。

それがand以下で表されていて、
音質を改善すること」となっています。

どんな音楽の質なのかが、
「of」以下で修飾されているんですが、

the sound quality of the music we hear.

この「the music we hear」を見て
即座に反応するポイントがあります!

リーマスポイント⑩

名詞 S Vは関係詞の省略!
→「SがVする名詞」と訳せ!

なので、本来「the music」と「we hear」の間に関係代名詞の「which[that]」があるんです!

それが省略されているのが今回の形なんですが、
省略されることがほとんどですので、
この形を見たら、
即座に関係詞の省略として処理しましょう!

ということで、訳は
「私たちが聞く音の質」となります。

「ー」以下をまとめると、

making listening easier
and
improving the sound quality of the music we hear.

聞くことをより簡単にすることと、私たちが聞く音の質を改善すること

これが「2つの主要な焦点」になっているというわけです。

よって和訳は、

これらの初期の製品は、オーディオ技術の発展における2つの主要な焦点、つまり聞くことをより簡単にすることと、私たちが聞く音楽の音質を改善すること、を表している

となります。

センター2014本 第6問 1パラ⑤

⑤The advances over the years have been significant in both areas, but it is important not to let the music itself get lost in all the technology.

語句チェック

advance[アドヴァンス]

進歩

significant[シグフィキャント]

重要な

get lost in A

Aに没頭する

⑤The advances over the years have been significant in both areas, but it is important not to let the music itself get lost in all the technology.

Q1:この文の主節の主語と動詞、文の要素は何?

Q2:「It is 形容詞」を見たら、何を予測?

Q3:「let」を見たら、何を予測?

Q4:和訳しよう!

いよいよ1パララストの第⑤文の解説です!

まず、「The」から始まっていますね

ということは、
何か後ろから修飾されるんだろうな
と予測しましょう。

すると、「The advances」の後ろに
over the years」が見えますね。
これが修飾語として働いて
長年にわたる進歩」となります。

次に、「have been」というVが来ているので、

長年にわたる進歩が〜であった

という訳の骨格は出来上がります。

こうやって、Sが来て、
そのSの説明が来て、次にVが来る


このパターンの英文はめちゃくちゃ多いので、
すぐに反応できるようにしていきましょうね!

リーマスポイント⑪

「The〜」で始まったら、
「The S [Sの説明] V」
という文のパターンが頻出!

で、Vは「have been」という現在完了形の形
になっているんですが、
説明する前に
「be動詞」を少しまとめておきます。

Vのかたちは3タイプしかありません
be動詞
一般動詞」[be動詞以外]
be動詞+一般動詞の過去分詞:受け身

この3つしかありません!

で、「be動詞」と呼ばれるモノには、

is/am/are/was/were
will beやmust be」などの「助動詞+be
「have[has/had]been」の完了形

この3種類のタイプがあります。

しかし、そんなややこしくはありません!

基本的にbe動詞は
「=[イコール]」で訳せばOKだからです!

be動詞は、
「いる・ある」「=」
2つの意味しかありません。

その大半は「=[イコール]」として訳します。

なので、「Sは〇〇だ」とすればいいんですね!

そのbe動詞が「is」や「are」なら
「〇〇だ」とすればいい
ですし、

「was」なら「〇〇だった」

「will be」なら「〇〇だろう」

「have been」なら「今まで〇〇だった」
とすれば大丈夫です。

ということで、今回の英文は

「長年にわたる進歩は今まで〇〇だった
となるわけですね。

そのbe動詞の後ろに何が来るのか

「=になる」といえば補語、つまりCですね!

Cになれるのは、名詞と形容詞でしたので、
「sigunificant」という形容詞が後ろに来て、
SVCという文構成になっています。

で、その次に「in both areas」という前置詞句があるんですが、
これは副詞句として
「have been significant」を修飾して

「長年にわたる進歩はこの両方の領域において
今まで重要だった

となります。

「両方の領域」とは、
第④文であった「two major focuses」
のことですね!

ここでは「have been」という
現在完了形を使っているんですが、

その意図はわかりますか?

現在完了形というのは、
「ある過去の時点から今まで」というニュアンスになります。

今回だと、「蓄音機が発明されてから今まで
ということになりますね。

こんな言い方をされると、
当然「これからは?」という
疑問
が出てきますよね?

その「これから」についてが
この本文のテーマになるんだろうな、と
この第1段落の時点で予測できます!

そう考えると、
後ろに「but」があるのはその伏線ということに
気づけますか?
今まではこうやったけど、
これからは〇〇やで
という構造になっているんですね。

but it is important not to let the music itself get lost in all the technology.

この文は「it is 形容詞」と来ているので、
この「it」は仮のSで本当のSは後ろにあるのではと思いつつ、
後ろに目をやると、
「not to V〜」の形が見えますね!

『it』=『not to let〜』が『important』だ」

という骨格になります。

リーマスポイント⑫

「it is 形容詞」を見たら、
仮主語構文!

では、「not to V」を見ていきましょう。

ちなみに、この「not」ですが、
「to V」を否定したい場合、
このように「to V」の前に「not」を置く

ということを
再確認しておいてくださいね!

「let」が出てきているので、皆さんは即座に
「let O 原形V」を予測しましょう!

「the music itself」がOで、
「get lost in all the technology」が原形V
になっていて、

音楽そのものをすべての技術に
没頭させている

となります。

「not」がついているので、but以下の訳は
「音楽そのものをすべて技術に没頭させないようにすることが重要だ」
となります。

要するに、

今までは
聞くことを簡単にしたり音質を良くしたり、
そういう技術的なことが重要やったけど
これからは
その技術に全部を注いだらあかんでー」

ということを言っているんですね!

じゃあ、その技術に没頭するってどういうこと?

これを2パラ以降で示していくというわけです。

では、和訳を作りましょう。

長年にわたる進歩は、この両方の領域において今まで意義があったが、(これからは)音楽そのものを全て技術に没頭させないようにすることが重要である

まとめ

いかがでしたでしょうか?

たった1段落なんですが、
こんなにも吸収できることがある
んです!

このリーディングマスターでは、
普通の参考書や授業ではカットするような項目も
このように全部説明します

だから、たった1段落の文章でも、
解説がこんなにも肉厚になるんです。

1段落分の文章で、
これぐらい毎回ポイントを挙げながら
解説していきますので、

2014年のセンター本試の
たった6段落分をやり終えるだけで、
英語力が超効率的に伸びていきます!!


それを信じて、頑張ってください!

また速読パートの解説もございますので、
ぜひそちらもやってくださいね!

もちろん、この精読パートが
完璧に理解できるようになってから
ですよ!

もし、何かわからないことや質問したいことが
ありましたらコメント欄に記入してください。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

お疲れ様でした!

英文読解の基礎講座シリーズはこちら!

-リーディングマスター, 大学受験英語, 講座