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【第1講】英文読解の基礎〜品詞を知らない=英語は瀕死へ〜

こんにちは!
S塾のりょーたです!

今回は英語の品詞について話していきます!

これは、算数で言うところの九九みたいなもので、めちゃくちゃ大切です!

正直、品詞を理解していないと長文はおろか、英文たった1文も読むことはできません。
すべての理解は、品詞の理解&暗記から始まると言っても過言ではありません。

ですので、本記事で品詞の働き方を理解して、暗記してくださいね!(←ここ、大事!)

それでは本編スタートです!

本記事が刺さる人はこちら!

  • 英語の勉強を始めたいけど、何から始めていいかわからない…
  • 英語が苦手で、どうしたらいい?
  • 英文が読めなくて、何を言っているのかわからない…
  • 今まで何となくで英語を読んできたけど、大丈夫かな?

こういった疑問や不安に答えます

この内容をマスターすると

  • 英文の構造がわかるようになる!
  • 並び替え問題をカンで解くことが無くなる!
  • 英文中での空所補充に強くなる!
  • 英文を読むときのスピードが上がる

本記事の内容

  • 品詞の種類についてまとめました!
  • 各品詞の働き方をパターン別に紹介!
  • 【演習】品詞確認テスト

この記事を書いている僕は、現役の塾講師で英語を教え始め、2023年現在で7年目です。

そんな僕がわかりやすく解説します!

品詞の種類について!

①名詞

人や物の名称を表す語を、名詞といいます。
名詞は山ほどあるので一個ずつ説明していたらキリがないですが、例をあげますね。

例)机(table)、大阪(Osaka)、3人(three)、私(I)、こと(thing)

ちなみに、英語で名詞は「nonn(ウン)」と言い、「n」で表すこともあります。

品詞の中でも最重要といっても過言ではありませんので、しっかり理解しましょう。

②形容詞

物事の性質・状態を表す語を、形容詞といいます。
基本的には、「〜い」で終わるモノが多いですが、日本語では「形容動詞」とされている
「〜な、〜だ」で終わるモノも形容詞として扱います。

例)大きい(big)、幸せな(happy)、豊かだ(rich)

英語で、形容詞は「adjective(ジェクティヴ)」というので、「a」で表すこともあります。

③副詞

この副詞がよくわからないという人が多いと思います。
ざっくり言うと、名詞以外のモノを詳しく説明する語が副詞です!

後で、働き方の項目でも説明しますが、
この「詳しく説明する」ということを「修飾する」といいます。

うわ、文法用語で嫌やなと思うかもしれませんが、じきに慣れます!

では、「名詞以外のモノを詳しく説明する」とはどういうことか?例をあげてみましょう!

例えば、「ゆっくり(slowly)」という単語がありますね。これを使ってカンタンな短文を考えてみてください。

「ゆっくり走る」「ゆっくり食べる」

いろいろ思いついたと思いますが、「ゆっくり」という単語が「走る」や「食べる」を詳しく説明しているのがわかりますか?

「どのように」走るのか、「どうやって」食べるのか、こういう働きを副詞がしています。

でも、「ゆっくり机」とか「ゆっくりあなた」とか言わないですよね?
だから、副詞は名詞以外であれば何でも詳しく説明することができます。

ただ、基本的に「動詞」を詳しく説明することが多いです。(動詞については後ほど!)

例)時々(sometimes)、それゆえに(thus)

副詞は、英語で「adverb(ドヴァーブ)」というので、「ad」と表すこともあります。

④動詞

物事のどうする・どうなる・ある・いるを表す語を動詞といいます。基本的に、「ウ段」で終わるやつです。

例)走る(run)、泳ぐ(swim)、吹く(blow)、
いる・ある(be動詞[is/am/are/was/were/been])

英語では、動詞は「verb(ヴァーブ)」というので
V」と表します!(これは覚えて!)

動詞には、自動詞と他動詞という二種類あるのですが、それはまた文型の際にお話ししますね!

各品詞の働き方パターン別紹介

ここから、各品詞の働き方・役割について解説していきます!
英語において、ここを覚えられるかが最初の重要な一歩です。気合入れて読んでくださいね!

①名詞の働き方5パターン

名詞は、あらゆるところで「仕事」をしています。なので、1文中のほとんどの単語、固まりが名詞として働いています。

ということは…

名詞を理解して、見つけることができないと、
英語は全くわからない…
ということになります(><)

だから、まず名詞の働きを覚えましょう!!

①S,O,Cになる!

ちょっと難しくなりましたね。SだのOだのCだのの解説はまた別記事でしますので、とりあえず今は飲み込んでください!

Sは主語で、Oは目的語で「〜を、〜に」を表し、Cは補語といい、「=」を作る働きです!

次の英文の品詞とその働きを見てください。
(1)This is a pen. 「これはペンだ」

訳は、カンタンにできると思います!ただ、今回は品詞の解説なので、品詞を判定していきます。

「This」は「これ」という代名詞になり、名詞です。だから、主語の働き(S)をしています。

「is」は動詞で、「a pen」は「(ひとつの)ペン」で、名詞ですね。では、この名詞の働きは分かりますか?

まず、Sではないですね。次にOかCかですが、これは見分け方があります!

それは

Sとイコールになるかどうか
=になれば、C、ならなければOとなります!

今回は、This=a pen となるので、「a pen」補語であるCの働きをしていたわけです。

これをスラスラできるようになることが、英文読解のまず第一歩となります!

②前置詞の目的語になる!

まず、前置詞とは「in」とか「at」とか「to」とかのやつらのことで、
「〜に」とか「〜へ」とか「〜で」とかいわゆる単語と単語のつなぎ目的な働きをします。

この前置詞を解説すると、それだけで何記事も作れるぐらい奥が深いので、
とりあえず今は

前置詞は名詞とセットになる

これだけ覚えてください!

このセットになっている名詞のことを
前置詞の目的語といいます。

例) I swim in a pool. 「私はプールで泳ぐ」

「in + a pool」が前置詞「in」と
名詞「pool」がセットになっている形になります。

この「pool」が前置詞の目的語となります。

前置詞の働きについては、
前置詞の項目でお話しします。

まず、この①と②の働きを覚えてください!

名詞のほとんどは
このどちらかのタイプです。

残りの3つは例外的な働きなので、
余裕があったら覚えてください!

③同格を作る!

同格とは、どういうことか?
例を見てください!

例)My teacher, Aban, is…
「私の先生であるアバンは、…」

というふうに、同格は要するに
「=」を作るということです。

で、形は

「名詞 , 名詞」→「A = A’」

つまり、名詞コンマ名詞という形になります!

訳は、「AつまりA’」「AであるA’」「A’というA」とすればいいでしょう。

この同格の働きは、意外とよく出ます。

「〜大学の教授である…は、」みたいな書き出しで始まる英文が多いですかね。

④形容詞っぽくなる

実は、名詞は形容詞になることもできます。

形容詞の働きについては、
この後しますがそんなに難しくないです。

例) study desk「勉強机」 

「study」という名詞は「形容詞っぽく」
後ろの「desk」を詳しく説明しています。

セットで1つの単語で考える
というのがポイントです!

あまり出てきませんが、
一応頭の片隅に入れといてください!

⑤副詞っぽくなる

なんと名詞は、副詞にもなることができます!
(名詞働きすぎやろ…)

これも、全然難しくないです!

例)①I arrived this morning「今朝着いた」

  ②three meters away 「3m離れて」

こういった具合に、
「時」「距離」を表す名詞
副詞っぽく①のように
動詞[arrived]を詳しく説明したり、

程度や差、距離」の名詞
副詞っぽく②のように
直後の形容詞や副詞を
詳しく説明することがあります。

以上が名詞の働き方5パターンです!

先ほども言いましたが、
まずは①と②を覚えてください!!

②形容詞の働き2パターン

次に形容詞について見てもらいますが、名詞に比べて働きが2パターンと少ないです。

ですが、副詞とごっちゃで覚えていたり、いまいち形容詞をしっかり理解していない人が多いので、この項目をしっかり読んで、頭に叩き込みましょう!

①名詞を修飾する!

まず、修飾するとは
調味料みたいなもので、名詞なり形容詞なり何かの語に対して、「味付け」することです。

例えば、「走る」という動詞に、「速く」ということばを味付けすることで、どのように走るのかが分かります。

このように、あることばを詳しく説明すること
これが修飾するということで、「かかる」という言い方もします。

で、本題に入りますが
形容詞は、名詞のみを味付けします

例)a white car 「白い車」

「white(白い)」という形容詞は、「car」という名詞を味付け、つまり修飾していますね!

これが、形容詞の働き1つ目となります!

C[補語]になる!

2つ目は、Cになるということです!

C【補語】とは、=にする働きのことです。

例)I am happy.「私は幸せだ」

「I」が名詞で主語となってて、「am」は動詞、
そして、「happy」が形容詞でCとなっています。

このとき、「 I 」=「happy」という関係性になっていますよね?
これが、補語の働きになります!

重要なのは、このCになるかどうかは
V[動詞]で決まる
ということです!

また、Cが来る動詞一覧をまとめた記事も作成します。

①も②も名詞を詳しく説明するという点では共通です。①は形容詞単体で名詞に味付けでき、
②は動詞の助けによって名詞に味付けできる
ということですね。

③副詞の働き

副詞は、働きはたった1つです!それは

名詞以外を全て修飾する!

これだけです。

「全て」というのがポイントで、「動詞」「形容詞」「副詞」「前置詞+名詞」「文全体」と
何でも味付けできるのが副詞の特徴です。

それゆえに、文のどの位置にも来れるので、厄介なやつでもあります。

なので、副詞を見つけたら( )でくくってあげてください!
そうすることで、複雑な英文が一気に読みやすくなります!

ということは、「修飾する」のは名詞かそれ以外かということになります。

名詞を修飾すれば、「形容詞」ですしそれ以外であれば「副詞」ということです。

最後に例文で解説します!

例)I often drink very cold cola.
「私はとても冷えたコーラをよく飲む」

「 I 」は名詞でSになり、「drink」は動詞でVになって、「cold」は形容詞で名詞「cola」を修飾してますね。

残った、「often」と「very」が副詞です。
「often」は「しばしば」とか「よく」という意味で、動詞「drink」を修飾してますね!

「very」は形容詞「cold」を修飾してて、「とても冷えた」となります。

このように、副詞は名詞以外の味付けを担当します!

④動詞の働き

動詞は、また文型という項目で詳しく話しますが、動詞には自動詞と他動詞と2種類あります。

この違いは気持ちが
分(主語)に向けてか、に向けてなのか、
ということです。

例えば、

I am happy.

この文の動詞は「am」ですが、気持ちはどこに向いてますか?

「私はハッピーだ」ということなので、
気持ちは「自分」に向いてますね!
ということは、この「am」は自動詞ということになります。

I read a book.

この文だと、動詞は「read」で「読む」
「何を?」と気持ちは「」に向いてます。
だから、readは他動詞ということになります。

だから、他動詞の場合、必ず「何を?」を表す名詞が必要となります!(また名詞か‥)

慣れない間は、「何を?」ってなったら他動詞!
って見分けてもほぼほぼ大丈夫です!

英語において、この動詞の特徴を掴むことがメチャクチャ大事です!
これを理解し、動詞の5つのパターンである文型をマスターすることが英語攻略への必須ルートとなります!!

品詞確認テスト

では、最後に確認テストをして、定着させていきましょう!
全部で5問あります!

復習する際は、このテストをスラスラできるようになること目標にしてください!
解答はすぐ下のボタンをタップすれば見れるので、合っているかチェックしていきましょう。
「解説」をタップすると、その項目のページにジャンプします。

少しでも、詰まったり、わからないところが出てきたら、各説明のところに戻って確認してやー!

それでは、テストスタートです!

(1)名詞の働きを、2つ答えて。

解答

①S・O・Cになる
②前置詞の目的語になる

解説はこちら!

(2)(1)以外の例外的な働きを3つ答えて。

解答

同格を作る
形容詞っぽくなる
副詞っぽくなる

解説はこちら!

(3)形容詞の働きを2つ答えて。

解答

①名詞を修飾する
②Cになる

解説はこちら!

(4)副詞の働きを答えて。

解答

名詞以外を全て修飾する

解説はこちら!

(5)自動詞と他動詞の違いは?

解答

自動詞は気持ちが自分、他動詞は他に向く
or
「何を?」と聞きたくなる方が他動詞

解説はこちら!

ココがポイント!

佐伯塾長

品詞は英語学習における最重要事項!
働き方を絶対覚えましょう!

今回は、英語の勉強の基本中の基本、品詞について解説しました。

品詞の働き方がわかると、英語のクリアさが見えてきます!

しっかり品詞を理解し、その役割を覚えて、無意識レベルになるまで復習をしましょう。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
お疲れ様でした!

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