こんにちは!
S塾のりょーたです!
今回は関関同立現代文対策演習編について話していきます!
前回は、現代文の基礎固めのお話をしました。まだお読みになっていない方はそちらをお読みください。
本記事では、基礎固めの後にやるべき勉強について解説していきます。
この段階が終われば、過去問演習に入るということになります。
それでは本編スタートです。
- 現代文の問題を解きたいけど、良い問題集がわからない…
- 現代文の基礎固めが終わって、次のステップに行きたい!
- 関関同立現代文の対策がしたい!
本記事の内容
- 【意外】関関同立現代文の準備として最適な教材とは?
- 市販の現代文問題集を勧めない理由
- これで解法をマスターしよう!
オススメ参考書2冊 - 問題演習にオススメな年度とその使い方
この記事を書いている僕は現役の塾講師で、教え始めて2023年現在で7年目です。
そんな僕が徹底的に解説します!
また本記事は、多くの生徒を関関同立逆転合格に導いてきた講師歴30年以上の先生も監修した記事です。
その方のブログはこちらから!
https://ameblo.jp/sirius-minnade-goukaku
関関同立現代文に向けてやるべき問題とは?
前回、言われた現代文の基礎固めは何とか終わりました!
次はいよいよ問題を解いていくんですか?
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![](https://szyuku99.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_4028_500-500-1.png)
そうやね!
ただ、市販の問題集は使えへんよー
今回は、関関同立現代文の演習編ということで実際に問題を解いていく段階に入るのですが、
何をやるのか、ですよね?
それは、センター試験の過去問です!!
私大入試なんだから、やる必要はないんじゃないですか?
![](https://szyuku99.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_3925-e1686450261841.jpg)
確かに、参考書や問題集を使って
読解力を高めたり、
問題演習を積むべきでは?
と思われるかもしれません。
しかし、問題集を積み上げる流れでは、
現代文が苦手な人が
なかなか成果が感じられないのと、
問題集とのレベルや形式のギャップから、
過去問でなかなか自力で合格ラインに達せず、
試験でぶっつけ勝負ということになります…
このあたりが、国語で安定して点数が取れる人が少ない所以かもしれませんね。
その点、センター現代文は非常に緻密に作られていて、関関同立の問題とセンター試験の評論の過去問とは非常に相性が良いんです!
なので、センターの問題がしっかり解けるようになれば、関関同立の問題は思ったよりすんなりと解けるようになります。
(関関同立と限らず、他の私大にも言えることですが)
ここに、
京大や阪大を目指す難関国公立の併願組が、
そこまで関関同立の過去問をやり込まずに、
きっちり点数を出してくる秘密がありそうですね。
このような事情を踏まえ、
様々な試行錯誤をした結果、
センター試験を挟んだ演習が一番成果があり、
過去問演習においても高得点を安定して
取れるようになりました。
ですので、
当塾ではこのセンター過去問ルートを
採用しています。
センターで高得点が安定して取れるようになれば、過去問演習に入っていきます!
【疑問】市販の参考書・問題集を勧めない理由とは?
でも、市販の参考書や問題集もわかりやすいものが多いし、それを使ったらダメなんですか?
![](https://szyuku99.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_3927-e1686451553831.jpg)
![](https://szyuku99.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_4028_500-500-1.png)
もちろん使ったらあかんわけではないねんけど、
大きな落とし穴があるねん…
市販の現代文の参考書・問題集は、
もちろん解説もこれでもかというぐらい
丁寧ですし、文章の要旨がまとめてあったり、
本文のまとめがあったり、
と充実しているものばかりです。
なので、一見良さそうなのですが、
この丁寧さが逆にあだとなるんです…
それは、読んでて、
理解できるがゆえに
わかった気になってしまうということです。
特に現代文は、時間の制約が厳しい科目です。
解説通り一つ一つ丁寧にやる時間はありません。
純粋な読解力を上げるという意味においては、
有効かもしれませんが、
これじゃあ時間がかかりすぎてしまいます。
とてもじゃないけど、
英語や社会をやりながら、そこまでできません。
実際の入試問題は、
ミクロ的な部分よりもマクロ的な部分を
活用しないと解けないモノが多いです。
参考書・問題集でそのマクロ的な部分を
伸ばすには、限界があります。
ただ、もちろん参考書・問題集を使って
成果を出す人も中にはいます。
そういう人は、おそらく元々、
物事の本質を捉える力が備わっていて、
そこに参考書で緻密さや論理を学んで、
上手く一体化したということなんでしょう。
マクロの視点や問題の構造を理解して解いている習慣が普段からある人は、そもそもあまり手を加えなくてもそこそこできたりするのが入試現代文です。
そういった緻密さから入って
マクロの視点まで磨き上げるのには、
それなりに把握できる地頭と
普段から物事の本質を捉えるクセがないと、
なかなか厳しいということになります…
読書の習慣が無かったり、
活字を論理的に読む訓練が
なかったりすれば尚更です。
それじゃあ、これからトレーニングしていけば、入試問題の本文をスラスラ読めるようになり、
問題も的確に解けるようになるのか、
といったら、そうとはならないのが、
入試現代文の厳しさです。
点数が高いときは、
たまたま読みやすいモノのとき、
意味がわからん文になったら点数が低くなる、
こういった現状に悩まれている方も多いのではないでしょうか?
なので、僕は純粋な意味での「国語力」の増強を目標に指導することはしません。
対「入試現代文」に絞って指導しています!
受験テクニックや邪道だと嫌う人がいらっしゃるかもしれませんが、とりあえず点数が取れないことには国語力もへったくれもありません。
指導方針としては、
解ける力を優先的に伸ばし、安定して点数が取れるようになってきたら、読む力を鍛えていく、
こういうスタンスをとっています。
王道ではありませんが、
こちらの方が点数としての結果が出るので
モチベーションも上がりやすいと思います。
僕自身、このやり方で、成果を上げましたし、
指導していても効果的だとわかったので、
このルートをオススメしています。
センター試験の問題を教材として選んだのは、
設問が正確に作られていて、
本文の論理展開も素直なものが
選ばれているため、
ファーストアタックとしては
メチャクチャ良い素材となっているからです。
国が作っている試験ですからね!
基本に忠実な問題構成になっています。
だから、フォーム固めには最適なんですね。
とは言っても、
センターの過去問がカンタン
というワケではありません!
悪いフォームで何となく解いているだけだと安定して高得点とはならないですね。
そこで、実際に問題を解く前に、
先に解き方を学んで、
それを意識した練習を施すのが良いと
考えています。
次で、その参考書を紹介・解説しますね!
センター現代文を解く前にすべき本2選
![](https://szyuku99.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_4028_500-500-1.png)
センターの解き方を勉強するのにオススメな教材を2冊紹介します!
フィーリングが合う方を選んでください!
・『最短10時間で9割とれる共通テスト現代文のスゴ技』
or
・『共通テスト現代文マッピング解法』
![](https://szyuku99.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
共通テストとタイトルにはありますが、
センター試験の題材も多く収録されています。
解き方を学ぶ上では、何ら変わりありません。
【使い方】
- 評論のページを自分なりに考えてから、解説を熟読する
- 設問を解く際に何を意識しているのか、どんな過程で解答を作っているのか、を特に注目しておく!
- 解説を熟読したら、自分で同じように解けるかやってみる
- 「これはこうで、ここがこうなって」と自分で説明しながらやると効果的です!
- 忘れないように、解くコツとかを法則化してまとめてみる
これらの本で、解くコツが掴めてくると
入試現代文というのは、
いかに筋が通った
問題構成となっているかがわかり、
必要なことをきちんとすれば、
他の選択肢がなぜ違うのかも把握でき、
一発で正解を選ぶことができる
ということがわかるようになります!
これらで解法を固めたら、
いよいよセンターの過去問で
アウトプットしていきます。
(当塾では、僕が解き方を実際に教えますので、この過程はすっ飛ばして、過去問に入っていきます)
センター現代文でアウトプット!
センターの過去問をどれぐらいやればいいですか?
![](https://szyuku99.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_3938-e1686628067740.jpg)
![](https://szyuku99.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_4028_500-500-1.png)
以下にオススメの年度を挙げているので、参考にしてみて!
オススメの年度は、本試・追試ともに
1998年〜2005年、(特にオススメ!)
2007年〜2012年、
2015年〜2020年
(トリッキーなモノは外しています)
これらの年度の問題を中心にやってみてください。
【やり方】
- いったん自力て解いてみて、解答を根拠を持って選ぶ→解説を読む
- 一問一答形式で、問ごとにやっていく
- その年度の全ての問題に納得いくまでやる!
- その本文を3〜5回通読して、論理構成を考え直してみる
- 音読を1〜2回ほどするのも効果的!
- 適度な長さ・難易度と適切な論理展開なので、読解の基礎訓練に最適です!
- スラスラできるようになれば、テスト形式でその年度の問題を通しでやっていく
- 答え合わせをする際に、しっかり解答に根拠を持てているのかを再度検討し直してから、答え合わせをする。
- 解答が間違っていたら、一旦解説は読まずに、なんでその解答が正解になるのかを再度考え直し、同時に何の視点が欠けていたのかも考えておくと効果倍増です!
- 次の年度も同じように進めていく
これを通して経験していくうちに、
入試現代文に必要な解答力と読解力が
身に付いていきますので、
なかなかしんどい作業ですが、
頑張ってください!
ここまで、頑張ってもらえたら、
次の段階はいよいよ
関関同立の過去問に入っていきます!
英語より成果は出るのは早いと思いますよ!
今回は、関関同立現代文演習編についてお話ししました。
センターの過去問は本当に良くできていますので、トレーニング教材としてフル活用しましょう!
ここまで、読んでいただきありがとうございました!
関関同立攻略シリーズを初めから読みたい方はこちら!