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【重要】第4話 関関同立英語の基礎固めの具体的なやり方

こんにちは!
S塾のりょーたです!

今回は関関同立英語の基礎固めについて話していきます!

英語はやることが多い科目であり、優先順位を決めて勉強しないと、
基礎固めが永遠に終わらない…
ということになります。

合格するために、一番大切なのは
いかに過去問をボロボロになるまで使い倒すか、なので、そのために基礎固めを最短で終わらせねばなりません。

本記事を読んで、何を、どのようにして
関関同立英語の基礎を固めるのかを理解していただけたらと思います。

本記事が刺さる人はこちら!

  • 関関同立を目指してるけど、何からやればいいかわからない…
  • 関関同立英語の基礎を固めたい!
  • 英語の成績を上げるために、まず何をすればいいのか知りたい!

こういった疑問や希望に答えます

本記事の内容

  • まずはこれをやれ!
    オススメ英単語帳とその使い方
  • 英文読解の基礎固めに最適な教材とその使い方
  • 関関同立英語の基礎を固めるのに意識すべきこととは?

この記事を書いている僕は現役の塾講師で、教え始めて2023年現在で7年目です。オンライン塾S塾を運営しています。

そんな僕が徹底的に解説します!

また本記事は、多くの生徒を関関同立逆転合格に導いてきた講師歴30年以上の先生も監修した記事です。

その方のブログはこちらから!
https://ameblo.jp/sirius-minnade-goukaku

まずはこれ!シス単で英単語を固める!

やっぱり最初は、英単語暗記からですよね?

生徒A
佐伯塾長

そうやで!
受験勉強の始まりは英単語暗記からって言っても過言ではないよ!

まず、関関同立に限らず英語において一番最初にすべきことは、英単語暗記です!

これはほとんどの人がわかっている事実だと思います。

この英単語暗記を、どれほど徹底して覚えられるかが何よりも重要です。

ここがあやふやだと一向に英語の勉強が進まないことになります。

よくあるのは、何となく単語を覚えて、
長文読解をしなきゃとなり、

単語がわからんすぎて、読まれへん…
また、単語を覚え直す

という負のループに入ってしまいます。

うわ…。
でも、自分もそうなりそう…

生徒D

なので、
最初から全力で英単語暗記に取り組みましょう。

シス単で英単語を暗記すべし!

では、具体的に何をすればいいのか?
僕がオススメする単語帳は

駿台文庫の『システム英単語』です!

¥1,100 (2023/06/16 19:48時点 | Amazon調べ)

何で、シス単なんですか?

生徒B

理由は2つあって、
まず、僕の塾で今まで使ってきて、
何も問題なく実績を出すことができた

というのがシス単を推薦する1つ目の理由です。

頻度順に単語が並べられており、
ミニマルフレーズというシス単独自の短文が
暗記の手助けになっていたりと
使いやすい構造になっていると思います。

2つ目は、
僕が関大の過去問約10年分を分析した際に
わかったことですが、

シス単の頻度順との対応が抜群という点です。

関大の分析って何をしたんんですか?

生徒C
佐伯塾長

関大の英文にシス単の単語がどんだけ出てくるのかを一個一個調べてん!

え、やば笑

生徒A

この分析はめちゃくちゃ大変でしたが、
そのおかげでシス単と関大英語との相性がバッチリわかりました!

関大英単語頻度別ベスト300を作ったのですが、
シス単の第1章(1〜600)と第2章(601〜1200)がほとんどでした。
(また、このデータを何らかの形でお渡ししたいなと思っています)

ということは、この1200語をまずは覚えればいいということになります!

他の単語帳はダメなんですか??

生徒A

もちろん、そんなことはありません。
正直、単語を覚えられるのであれば何でもかまいません。

ただ、関関同立にフォーカスした場合、
シス単が一番良かったというだけです。

他の単語帳の場合、
レベル別になっていて2冊やらない
といけなかったり、

実際に、生徒さんに使ってもらったことがないので、データが正確に取れていなかったり、

関関同立との相性を調べれてなかったり、と

こういった理由で、シス単を勧めています。

また、入試頻度順になっていない単語帳は、
結局1冊の最後までやらないと網羅できないということになり、

挫折を生む原因にもなることから、
オススメできないというのもあります。

結果が出るシス単の使い方

では、どうやって覚えればいいんですか?

生徒A

それは、何度も何度も繰り返すこと
正直、それしかありません。

書いた方がいいのか、音読した方がいいのか、
そういった覚え方に気を払う時間があれば、
1回でも多く繰り返してください。

僕は、よく
「英単語は九九レベルまでせなあかんで」
と生徒たちに言います。

九九レベルとは、
その単語を見て、
瞬時に訳語が浮かぶ・言えるレベル

ということです。

皆さんは、
小学生の時に九九を覚えたと思います。
そのとき、何度も口ずさんで覚えましたよね?

だから、「2の段を言って」って突然言われても、
何も意識することなく、
「にいちがに、ににんがし、にさんがろく、…」
とスラスラ言えると思います。

英単語もこのぐらいせなあかん意味ないよと
いうことです。

なので、この英単語を覚える段階が最初で最大の関門といっても過言ではありません。

ここで、挫折してしまう受験生は山ほどいます。
だから、ここをクリアできればその時点で、他の受験生と差をつけることができます。

うわ、大変そうやな…
でも、頑張る!!

生徒A

まず、シス単の1〜1200語を第一目標としましょう。

覚えるのは、赤字の部分の訳だけで大丈夫です。

最初に、あれもこれもと欲張っちゃうと
挫折してしまうので、まずは赤字だけを覚えることに全集中しましょう!

これを1ヶ月以内で仕上げること!!
だから、まだまだ勉強を始めたての人は、
毎日シス単だけをやりましょう。

最初の段階で、いろんなことをやっても
どれも中途半端になり、
しんどい割には、
なかなか成果に結びつかないことになります。

「シス単1〜1200を即答する!」
これのみを目標に、まずは突っ走ってください!

もちろん2ヶ月、3ヶ月かかっても構いませんが、その分やるべきことがどんどん後回しになってしまいます。
それはつまり、合格の確率もその分下がるということです…

え、でも他の教科とかも心配…

生徒D
塾長

その気持ちはわかるけど、まずは英語を仕上げないことには何も始まらないからね!
他のことは考えず、まず目の前の英単語暗記のみに集中することが、合格への近道やから!

訳が即答できるようになれば、その単語がどうやって使われているのかも一緒に確認するようにしましょう。

ミニマルフレーズや訳語の下に書いてある情報に目を向け、
どんな前置詞とセットなのか?
どんな語法を取るのか?

をチェックすることで、
読解がスムーズになりますので、
必ずそれもやりましょう!

単語が終われば、次はこれ!英文読解の基礎固め

何とかシス単を覚えました!
次は何をするんですか?

生徒A
佐伯塾長

次は、英文を読むためのトレーニングを積むでー

英単語の次は、英文読解の基礎を作ります。
単語を覚えても、
どうやって英文を読めばいいのか
わからなければ、
長文はおろか短文すら訳せません。

そんな読解の基礎を固めるのに最適なのが、

KADOKAWAの
『土橋弘昌の英文読解が面白いほどできる基礎ドリル』
です。

この参考書は、そこまで分厚くなく、
コンパクトにまとめられていて、
多すぎず、少なすぎない演習量となっています。


説明が丁寧で、気をつけるべきところは必ず書き込みが入っています。

構成も、見開き1ページで終わるようになっているので、ストレスなく読み進めることができると思います。

また、サイズが一般的な参考書のサイズ(A5サイズ)よりも大きめで、使いやすいです!

失礼な話なんですが、
この本はあまりメジャーな参考書ではありません。

でも、内容はかなり秀逸で、使い勝手は良いと思います。

どうやって進めていけばいいですか?

生徒B

全部で60項目あるので、1日2〜3項目ずつ取り組んでみて、
20日〜30日で1周を終わらせるイメージでいいと思います。

・進め方の具体例

  • 左側の説明を読んで、英文と訳がどのように対応しているのかを確認する。
    • その際、人に説明するように自分で説明すると、効果は倍増!
  • 1周目は、いきなり解答・解説を見ながら英文を訳す。
    • 内容を覚えるつもりで、何度も何度も読んでいく。
  • スラスラ訳せるようになったら、別冊の問題を自分で訳してみる。
    • 解説とのズレがないかを確認する。
    • 「〇〇が〜で、**が…で」というような感じで、自分で自分に説明しながらテストしていく。
  • 次も同じようにする。
    • 日をまたぐ場合は、必ず前日にやった項目の復習から始める。
      →成果が出やすい!

このやり方だと、何とかできそうかも…!

生徒C

この段階が終われば、
長文を読み込む段階に入っていきます!

関関同立の一般入試において、過度な英文解釈の練習は不要です。

どんどん読み込みの練習に入った方が良いです。

そして、もし余裕があるのであれば…

語学春秋社
『大矢復 図解英語構文講義の実況中継』
との併用もオススメです!

この参考書は、講義タイプの参考書ですので、
英文読解をする際にどのように頭を働かしているのかがわかりやすく書かれています

読み物的に先ほどのドリルと併用すると
効果が効果倍増です!

また、この本は英文を左から右へ読み進めるためのコツ
つまり、次に何がくるかを予測して読むコツ
を一貫して伝えてくれています。

この要素は、他の書物にはあまり見られないので、魅力的な要素ではありますね!

欠点をあえて言うならば、
講義が少しごちゃついて、読みにくいという点と網羅性に欠けるという点です。

ただ、その欠点を差し引いても、使って損はない教材ですので、
ぜひ、ご検討してみてはと思います。

関関同立英語の基礎を固める上で大切なこと

最後に、基礎固めをする際の意識についてお話しして終わりにしますね。

基礎を本当の意味で確立しようと思えば、
時間がナンボあっても足りません。

ですので、何を優先的にやらなければならないのか、を考えねばなりません。

よく、僕は授業で、
「『should』ではなく『must』をしなさい」
と言います。

勉強は、「やるべき・やった方が良い」
いわゆるshouldレベルのものは山ほどあります。

そこを意識してしまうと、基礎固めが永久に終わらないです。

だから、「しなければならない」
mustのものを優先的にやりましょう
ということです。

で、そのmustを終わらせた後に、
足りないと感じたら
あとで足せばいいんです。
そっちの方が効率的ではないでしょうか?

受験生は、どうしても不安になって、あれもこれもと考えてしまいます。

でも、それは結局やるべきことを先延ばしにしているのに他ありません。

今、本記事を読んでいるあなたはおそらく受験勉強を頑張ろうと思っている方だと思います。

そんな真面目な方こそ、この基礎固め地獄にハマってしまいます…

だからこそ、やることを絞って勉強することが最重要となります。

僕の指導や塾に興味をお持ちになられた方はこちらの記事もお読みください。

ココがポイント!

佐伯塾長

英語の基礎固めの第一歩は単語!
何度も繰り返して
九九レベルへ!

今回は、関関同立英語の基礎固めについてお話ししました。

これを読んで、ぜひ基礎固めの考え方とやり方を理解していただけたらと思います。

また、英文読解基礎を固めておくことで、意味を正確に捉えることができるようになります。

ここが合格への第一歩ですので、手を抜くことなく頑張ってくださいね!

ここまで、読んでいただきありがとうございました!

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