こんにちは!
S塾のりょーたです!
今回は関関同立英語における
長文読解の基礎トレーニング
について話していきます!
前回の記事では、その前段階である単語と英文解釈の勉強法について解説しました。
まだ、読んでいない方はそちらもお読みください。
まずは、上の記事で解説したように、
シス単1200語が全て即答でき、
土橋の英文読解がきちんと説明できる
という段階になってから、
今回の長文読解練習に入ってくださいね!
この前段階がグラグラだと
長文読解の練習も効果はありませんので、
何とか仕上げてください!
それでは、どうぞ!
- 関関同立英語の長文読解が苦手で、何とかしたい…
- 英語長文が苦手だけど、何をすればいいかわからない…
- 英語の長文読解の勉強で必要なことって何??
本記事の内容
- 関関同立英語の長文の基礎固めに最適な教材を紹介!
- 具体的な英語長文の勉強法
- 【盲点】長文問題集を勧めないワケ
この記事を書いている僕は現役の塾講師で、教え始めて2023年現在で7年目です。
そんな僕が徹底的に解説します!
また本記事は、多くの生徒を関関同立逆転合格に導いてきた講師歴30年以上の先生も監修した記事です。
その方のブログはこちらから!
https://ameblo.jp/sirius-minnade-goukaku
関関同立英語長文に慣れるための導入教材
先生、単語と英文解釈は何とか終わりました!
長文の練習をしたいです!
おけ!お疲れ様!
長文の練習に最適な教材をやってもらうで!
いきなり過去問に入ってもいいんですが、
ある程度長文に対する慣れを作ってから、
過去問演習に取り組んだ方が効率が良いのは
確かなので、前段階として
Z-KAIの
『速読英単語<入門編>』(改訂第3版)
『速読英単語<必修編>』(改訂第7版増補版)
の2冊を使っていきます!
入門編・必修編とも、QRコードから音声データに無料でアクセスできるので、リスニング対策にも使うことができます。(良い時代になったね〜)
ただ、注意していただきたいのは、
出版第何版なのかです。
必修編の改訂第7版では音声データに無料でアクセスできませんので、書店等でご購入される方は、必ず改訂第7版増補版の方をご用意ください。
速単ですね!
でも、速単って単語帳じゃないんですか?
そうやねー
単語はシス単で覚えたから、読み込み教材として速単を使います!
では、具体的にどうやって使っていくのか、解説していきます。
効果的な速単の使い方
入門編と必修編とありますが、どちらを使うんですか??
英語がニガテな人・
英文を頭から読むクセがない人は、
入門編からスタート、
中学のときは英語が得意だったが、
高校になってニガテ意識を感じるようになった人は、一応必修編からスタートしましょう。
入門編は、私立高校の入試問題が主体で構成されているので、長文がニガテな人にとってはちょうどいい難易度になっています。
そこまで、難しすぎない英文が並んでいるので、早い段階で読めるという感覚を掴めると思いますが、日本語訳等を確認して「正確に」読めているか、を意識してください。
入門編で中学レベルのおさらいもできますので、基礎を叩き直すのにはうってつけです。
英語がニガテな人は、
たいてい中学英語でつまづいている場合が多いですので、早く大学入試レベルに入らなくちゃ、
と焦って無理をしていきなり必修編から
スタート、とかしないでくださいね!
とりあえず、迷ったら入門編からスタートしましょう!
【使い方】
- 左側の英文を訳しながら読んでいく
- 右側の和訳を見て、自分の作った訳が合っているか一つ一つ照合していく。
- 単語は次のページに書いてあるので、どういう意味なのかを確認する。
- 別冊に解説があるので、文法事項やポイントをチェックする。
- 英文を頭の中で訳しながら、英文を読み進めていく。
- 少しでも詰まったりしたら、もう一度和訳を確認する。
- QRコードから英文の音声にアクセスして、音声を聴きながら、訳が思い浮かぶかチェックしていく。
- 音声のスピードが速いと感じたら、最初は速度を落としても構いません。
- 音声を聞きながら、同時に訳が思い浮かぶまで何度も繰り返す。
- 訳がスラスラ思い浮かぶ状態になったらシャドーイングをしていく
- シャドーイングとは、音声に少し遅れて自分も声に出して読んでいく勉強法です。
- このシャドーイングの際に、もちろん訳を浮かべつつ、音読していきましょう。
- 英文を見ながらで大丈夫です。慣れたら英文を見ずに言えるようになります。
- 次の英文も同様にしていく。
なかなか、大変そう…
確かにめちゃくちゃしんどいけど、これを続けたら
英語が一気に伸びるから、
何とか頑張って!
シャドーイングは、僕も受験生のときにしていました。
しんどくて、何回も心が折れそうになりましたが、続けていくと英語が読める感覚を掴めるようになり、一気に点数も上がりました!
正直、関関同立ではリスニングが無いので、
リスニング対策としてよく行われる
シャドーイングをする必要があるのか、
と思われるかもしれませんが、
音声を聞き、英文のリズムに慣れることで、
いわゆる「英語を英語で理解できる」的な
感覚になります。
そうすると、英語の総合力が覚醒するかのように一気に引き上がります!
その後の、過去問のやり込みにおける
成長度合いも格段に早くなります。
やるとやらないでは、成果が大きく変わりますので、ぜひめんどくさがらずにやってくださいね!!
そう言われたら、やる気が出てきたかも!
速単をボロボロになるまで読み込んだろ!
入門編・必修編と、
ここまでの流れをサボらず、
しっかりやれば、同志社以外の英文の意味を汲み取ることにも、困ることはなくなります。
(同志社大学の英文は、一段階上ですので、
過去問でさらなるブラッシュアップが必要となります)
毎日、しっかり取り組んでもらえたら、
2ヶ月ぐらいで入門編〜必修編の読み込みと
シャドーイングは終われるとは思いますが、
3ヶ月ほどかかっても問題はありません。
過去問演習に入ってもシャドーイングを続けていくので、確実にやっていきましょう。
意外?長文問題集をなぜ使わないのか?
そういや、何で長文演習やのに、長文問題集を使えへんの?
もちろん、よくある長文問題集を使うやり方もあんねんけど、あえて採用せえへんかったんは理由があんねん!
ここまで、読んでくださった方の中に、
長文問題集を使って勉強をしてきた方もいらっしゃると思います。
僕も、長文問題集を使うことに対して悪く思っているというわけではなく、
関関同立を最短で逆転合格する上で、
遠回りになってしまうと感じたので、
速単を使うことを推奨しています。
速単を採用した理由と致しましては、
速単には数多くの英文が載っているので、
いろんなタイプの英文に慣れることができると
感じたからです。
最近の長文問題集は、
解説もめちゃくちゃ丁寧で、
構造図もしっかり掲載されていますし、
音声データも充実していて、
以前に比べてはるかに使いやすくなっています。
ただ、その丁寧さゆえに、
ただ解説を見る・読むだけの勉強に
なってしまう危険性があります。
この点が意外と盲点で、
初見の英文に対する対応力が
伸びなくなってしまいます…
僕も色々な参考書や問題集に手を出しましたが、模試や過去問でなかなか点数が
上がらなかったのは、
この丁寧すぎる解説にわかった気になっていたのが原因だったんだ、と
今指導する立場になって思います。
なので、速単を使って多少苦労しながら英文を読んでいくという経験を積んでほしいんですね。
構造を取ったりするのは、
この前の段階で終わっていますので、
構造図が載っていない速単でも大丈夫
という判断です。
もちろん、必修編の難しそうな英文構造には、
動画解説も付属しているので、
特に心配する必要はないと思っています。
わからないことだらけなのであれば、
それは前の段階での単語と英文解釈に
穴があるので、やり直してくださいね。
英文にとにかく慣れる、というのが
この段階での勉強のテーマになりますので、
ギアをあげて頑張っていきましょうね!
ちなみに、ここまでのことが完成したら、
たとえ解答力が育ってなくても
マーク模試などで8割も
余裕で取れるようになっています。
そのあたりの点数が出たら、
ここまでの勉強が上手くいっているという
目安になるので、
それをモチベーションにしてくださいね。
以下の受験サポートで、僕が直々に指導しています。
一人でこのメニューをこなすのが難しいと感じたのであれば、ぜひお読みください。
今回は、関関同立英語における長文読解についてお話ししました。
この長文読解の練習段階が、挫折をするかのターニングポイントとなります。
特に、勉強習慣が今までなかった人にとっては、めちゃくちゃ苦しくて面倒くさく感じる段階です。
続けることがいかにしんどいかを実感する時期なんですが、ここを踏ん張ることができれば、英語に対するニガテ意識・世界観が大きく変わります。
その経験が、今後皆さんがしんどくなったとき、大きな支えとなってくれますので、絶対に投げ出さずに喰らいついていこうな!!
ここまで、読んでいただきありがとうございました!
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