こんにちは!
S塾のりょーたです!
今回は関関同立受験の選択科目について話していきます!
関関同立に限らず、一般的に文系の私大受験は
英語・国語・社会or数学となっています。
この社会か数学を選択することが
できるんですが、
本記事で、
僕のイチオシの選択科目を教えたいと思います。
ぜひ最後までご覧になってください。
それでは本編スタートです!
- 関関同立を受験するけど、選択科目を何にしようかな?
- 選択科目を数学で考えてるけど、何かデメリットはありますか?
- 日本史も数学も苦手で、他にいい選択科目はないですか?
本記事の内容
- 数学で受験は危険!?数学選択は困難の道
- 選択科目=日本史でホンマに大丈夫?日本史・世界史受験者に待ち構える試練とは
- 【結論】一番コスパがいいのは〇〇!
この記事を書いている僕は現役の塾講師で、教え始めて2023年現在で7年目です。
そんな僕が徹底的に解説します!
また本記事は、多くの生徒を関関同立逆転合格に導いてきた講師歴30年以上の先生も監修した記事です。
その方のブログはこちらから!
https://ameblo.jp/sirius-minnade-goukaku
関関同立文系で
数学選択はイバラの道!?
暗記系が苦手なので、選択科目を数学にしようと思ってます!
先生、どうですか?
別にいいねんけど…
個人的には、オススメせえへんかな…
文系で関関同立を受験しようと
考えていらっしゃる方で、
選択科目を数学で考えている人も
いらっしゃると思います。
(割合としては相当少ないと思いますが…)
個人的にはよっぽどの事情がない限り、
オススメしません。
数学は、
数学の基本的な下地があり、
なおかつ、
メチャクチャ得意という意識がない限り、
試験会場で詰んでしまう可能性を
常に秘めているからです。
本番の緊張やなんやらで、
たとえ得意な人であっても
ハマるとボコられる危険性があるのが数学です。
意外と私文の数学はクセ者ぞろいですよー
イレギュラーな問題も結構な割合で、
見受けられます。
関関同立において、
数学に関しては、6割ほど取れれば、
得点調整で、社会の8割ほどと
同等の点数になると思いますが、
問題はその6割ほどを
試験会場で取れるのかどうかなのです。
同志社大学の数学は相当面倒な問題があり、
立命館大学の数学は、
ハマると面倒な問題があり、
関西大学は、基本とは言えども、
巧妙に落とし穴が仕掛けられていて、
関西学院大学はオーソドックスな問題ではあるが、その分処理能力が問われ、、、
数学が好きで、得意です!
というタイプの人でないと、
処理が正確にできるか心配な難度となっています。
(そんな人が、果たして文系でどれぐらいいるのか、ですが…)
ましてや、
「暗記ニガテやから、数学をやろ!」
というタイプの人は詰む危険性が大いにありますよね…
たとえ、数学を基礎の基礎から叩き込んでも、
関関同立合格レベルにまで引き上げるのに、
相当時間がかかります。
英語や国語やある中、
そこまで時間をかけられるでしょうか?
僕の経験上、
数学が一番成績が上がりにくいです。
あまり、こういうことは言いたくありませんが、
どうしてもセンス的な部分が必要になってきます。
そのセンスの部分を伸ばすのにどれほど時間がかかるのか、が個人差がかなり出るので、そういった意味でも数学はオススメしていません。
ちなみに僕の場合は、国公立志望だったので、
常に数学がネックでした。
数学はどうやったら上がるんやろ?
とそればかり考えていました。
(まあこの辺の僕の経験談はまたどこかで…笑)
あと国公立大学の場合、
科目の多さで、数学がたとえへこんだとしても、
それほど大きな事故にならずに
済むことがあるのが文系入試なんですが、
私立大学の文系の場合、
3科目で、社会or数学なので、
受験生が安定して取ってくる社会と
爆死してしまう可能性のある数学とでは、
対等に立つのは困難と
考えておいた方が良いです。
特に同志社大学の場合、
京大や阪大を第1志望とする方は
難なく数学を選択し、合格を持っていきますが、
神戸大学や大阪公立大学あたりが
ギリギリという方は
同志社大学の数学は相当厳しいと思います。
数学で点数が取れる人は、
やはり日頃から数学を解き慣れていて、
経験値が豊富な人です。
結局、数学選択で確実に合格できたのは
関西大学ぐらいというような感じはしますね。
入試会場では、
確実に必要な点数を取る力が要求されます。
とすると、
安定度という点で圧倒的に勝るのは社会です。
数学は、意味わからん問題が2問ほど続いたら、
アタマが真っ白になってしまう
危険がある科目です。
そこを落とすと、
マイナス30点スタートとかになります…
(配点が大きいですからね)
社会だと、2問落としても
せいぜいマイナス5、6点ぐらいで済みますからね。ここの差は大きいと思います。
あ、ちなみに一部界隈で言われている
私文数学は簡単っていうのは、
あくまで、できる理系から見て、ですからね!
僕みたいな文系からしたら、
数学簡単って言ってみたいわーって
感じなんですけどね笑
というわけで、
よっぽど数学が得意だ、という人か
お前の言うことは聞かないぞという
覚悟が決まっているという人のみ、
数学を選択してください。
ちょっとでもキツそうと感じた人は
社会を選択しましょうね!
では、次にその社会選択で多いであろう
日本史と世界史について話していきますね。
日本史・世界史選択者に
待っている試練とは?
私は、数学はニガテだし、日本史で受験しようと考えてます!
数学じゃないし、大丈夫ですね?
私立文系で圧倒的に多いのは、やっぱり日本史・世界史やしね!
でも、いくつかの警鐘を鳴らしておきたいことがあるねん…
数学ではなく、
日本史or世界史を選択する受験生が
大半だと思います。
そんな方に向けて、少し注意点をお話しします。
(日本史の受験生が多いと思いますので、日本史を例にします)
日本史選択で、
関関同立で合格点を取っている人は、
普段の授業をしっかり聞き、
定期テストで高得点を
毎回クリアしている人が大半です。
悪い成績からでも間に合う人もいますが、
英語が得意であったり、
国語が元々できたり、と限られます。
まあ、
それまで真面目にコツコツ勉強を重ねてきた人が
順当に結果を出しているというイメージですね。
日本史はある程度極めたら、
点が安定するということで、
英国も相当やらないといけないのですが、
関関同立に向けて
基礎から日本史をやろうとする人が多いです。
ただ、ここに落とし穴があります。
まず、日本史の勉強ツールを見ましょうか。
学校で配られるオリジナルのプリント、
山川の教科書
用語集・図説・史料
流れがわかる系の参考書4冊〜5冊
(実況中継などの読み物系のやつです)
一問一答、その他様々な日本史の問題集
と、メチャクチャ充実しています。
じゃあ、ええやんって思うかもしれませんが、
逆に考えてみてください。
こんだけ充実しているということは、
その分頭に叩き込まないといけない情報量も
半端ないということですよ。
関関同立の日本史は標準問題が多いので、
早稲田大学が出すようなそんなん知らんわ的なものは少ないですが、
意外と、マニアックなものも出題されていますので、それらは解答できないとしても、その他の標準問題は根こそぎ取る必要があるため、
教科書1冊分と一問一答1冊程度は、
最低でも完成させないと
合格ラインを満たすのは難しいでしょう。
また、政治史・経済史だけでなく、
文化史・貨幣史・教育史から現代大衆文化や仏像、農具に至るまで、
かなり幅広くおさえておかねばなりません。
大問丸々、文化史なんてことも普通にあるので、
当たりハズレも結構あります…
このように、
日本史は相当な量の正確な暗記がものを言います。
同志社大学や立命館大学は、
記述問題で、漢字間違いも当然出てきます。
なので、
ふわっとした記憶だと太刀打ちできません!
教科書を仕上げようにも、
読むのに苦労しますし、
歴史がニガテな人は、
その前段階として講義本を読むことになります。
それらを頑張って仕上げようと思っても、
とにかく情報がいっぱい詰まってます。
暗記するために繰り返して回そうにも、
1つ1つが分厚いからメチャクチャ時間かかります。
となると、1年や半年といった限られた時間の中で
結果を出すには、かなり厳しいってことがわかりますよね…
と言っても、
いや俺やったらいけるっしょと意気込んで、
結局、仕上がらずに
もう1年or志望校を下げるという人は多いですよ。
今まで、日本史をサボってて、
これから頑張って関関同立を目指そうという方は
ほぼゼロから勉強をスタートする
ことになります。
最初に、講義系の本を読んで、
次に教科書を読んで、一問一答をやって、
過去問をやって
と、1個1個が超ヘビー級で、
めっちゃしんどいです。
で、直前期まで仕上がらず、
ぶっつけ本番という形になるんです。
そういう人はもれなく、
英語も国語もヤバい状況になってて、
英単語忘れてるわとか古文全然読めんとか、
現代文、ほぼノー勉やわとか
そういう窮地に立たされる
受験生がどんだけいるか…
この現実が意外と知られていません。
英語の勉強でさえ、膨大な量があるのに、
日本史や世界史のようなこれまた
膨大な量があるものに、時間を費やしていたら、時間がなんぼあっても足りませんよ!
特に、現役生の方は、
部活動とかもあるでしょうから、
引退してからが勝負になります。
実質半年やそこらで、
合格点を取らなければなりません。
冷静に考えると、怖いですね…
なので、日本史や世界史を選択する方は
あくまでこれらの教科が好きな方、
または学校が結構ガチめの対策をしてくれてそれなりに勉強を重ねてきた方、
という認識をしてください。
それだけでも、
戦略的に関関同立合格に1歩も2歩も
近づくわけですね!
じゃあ、何を選択するのが良いのか?
暗記量も日本史に比べてかなり少なく、
安定もしやすいコスパ最強の科目があります。
それを次で解説しますね!
【結論】〇〇が関関同立合格への切り札だ!
数学もニガテやし、暗記もあんましです…
こんな私でも、いけそうな科目はありますか?
あるよ!
選択科目で、暗記も少なめでしかも解きやすいコスパ最強の科目が…!
数学が苦手とかゼロからのスタート、
日本史は覚えるのがイヤ、
という方もおられると思います。
そんな方には、
政治・経済【政経】を
強く強くオススメします!!
政経は、一番狙い目の教科だと
僕は思っていて、
日本史や世界史ほど暗記量は多くなく、
日本史や世界史では聞かれないような
超基本的なことも結構出題されていて、
お得感が満載です!
唯一の欠点は、
関西学院大学では
政経を選択できないということくらいです。
過去に、
最初は学校で日本史授業があるからと
日本史を選択した受験生も
結局、英語や古文やらで時間が取られ、
日本史を勉強できず、
途中から政経に変え、
1年間やった日本史よりも
3ヶ月やった政経の方が
点数が高かったという例も多かったです。
政経の良いところは、
このように短期間で成果が出るところです。
学習期間は平均して、4ヶ月ほど、
ニガテ意識が強い人で半年ほどですかね。
一度、
関関同立の政経の問題を見てみてくださいね。
高校入試レベルの公民の問題も
意外と出ています。
(衆議院の優越とか、天皇の国事行為とか、
やったよね?)
問われる用語も、
一部マニアックなものもありますが、
基本的には、基本に忠実なモノばかりなので、
教科書や共通テスト用の参考書等で
確認するのもいいでしょう。
1年以内に、英語・国語・社会を
基礎レベルから合格レベルまで引き上げ、
なんとか関関同立に合格したい、と思うのなら、
選択科目は、
政治・経済一択しかないですよ!!!
社会に手を取られすぎて、
英国の時間が無くなるというのは
本末転倒ですので、
下から追い上げようと思っている人は、
この状況はなんとしてでも避けたいところです。
まあ、政経が選択科目として
メジャーになっていないのは、
これまでちゃんと勉強する機会が
なかったからだと思います。
高1のとき、現社(今は公共かな?)で
サラっと授業があって
(しかも、退屈なイメージが多い…)
高2になると、日本史、世界史の2択になって
それが社会のメインになり、
倫理・政経はオプション扱いで、
一部の国公立志望の受験生しか取らない、
そんなカリキュラムとなっているので、
私大文系の一般受験組の社会の選択肢が
日本史か世界史になるのはごく自然ですよね。
仮に、授業で政経があっても、
日本史や世界史に比べて
サブ的な扱いになっていますし、
先生陣も、
政経受験をそこまでプッシュしません。
そういうわけで、当塾では政経を選択してもらうカリキュラムとなっています。
もちろん、政経を選択したとて
別にカンタンというワケではありません。
ちゃんとやり通さないと、
関関同立で合格点を取るのは難しいのは
変わりません。
ただ、日本史や世界史に比べると、
その労力は
3分の1〜5分の1ぐらいの量
ですので、
費用対効果が高いということですね!
数学、日本史・世界史を選択して
頑張っている方が時間を費やしている間に、
政経選択をした方は、その浮いた時間で
英語や国語をもっと強化し、
総合的に力が上がるようになります。
関関同立に合格したいと考えているのなら、
選択科目を政経に変えるのは、
メチャクチャありですよ!
決断はもちろん早いに越したことはありません。
数学や日本史で頑張るんだというのであれば
それでも構いません。
結局決めるのは自分自身ですからね。
ただ、
政経を選択するのに不安な点があると思います。
それは、どうやって勉強していくかです。
数学や日本史に比べて、
圧倒的にツールが不足してます。
そういった不安が
政経選択に二の足を踏んでいると思います。
次の記事で、
その政経の勉強法やオススメ参考書等の
お話もしますので、
そちらもご覧になってください。
(このサイトで、政経の授業動画的なモノを作ることも考えています)
以下の受験サポートでは、政経の教材もご用意しています。
興味のある方はこちらもお読みください。
今回は、
関関同立の選択科目についてお話ししました。
これを読んで、
数学はよっぽどじゃないと厳しいねんな、
日本史や世界史もめっちゃ覚える量があって
しんどいねんな、というイメージを持っていただけたらと思います。
政経選択は、
まだまだメジャーではありませんが、
だからこそチャンスです。
周りが日本史だからといって、
合わせる必要はまったくありません!
自分が一番最適だと思う選択をしてくださいね!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
関関同立攻略シリーズを初めから読みたい方はこちら!
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