こんにちは!
S塾のりょーたです!
今回は関関同立英語の各設問の配点について話していきます!
問題形式と配点をしっかり把握することが、まず合格するための第一歩です。
ここをおろそかにして、全然傾向と違う勉強をしていたら、せっかくの努力も無駄になってしまいます…
本記事で、関関同立英語の各設問の配点と形式を理解して、間違った努力をしないようにしましょう。
- 関関同立の英語を勉強したいけど、どういう問題が出るのかを知りたい!
- 赤本とかホームページを見ても、配点とかよくわからない…
- 関関同立に合格したいから、戦略を練りたい!
こういった疑問や希望に答えます
本記事の内容
- 関関同立のそれぞれの英語の各設問の形式と配点を解説しました!
- 関関同立の入試の独自の特徴
- 設問形式・配点から見えてくる関関同立攻略への糸口とは…?
- 【実例】教材はほぼ過去問だけで関大に特待生で合格した生徒の話
この記事を書いている僕は現役の塾講師で、教え始めて2023年現在で7年目です。
そんな僕が徹底的に解説します!
また本記事は、多くの生徒を関関同立逆転合格に導いてきた講師歴30年以上の先生も監修した記事です。
その方のブログはこちらから!
https://ameblo.jp/sirius-minnade-goukaku
関関同立英語の設問形式&配点
関西大学英語
関大英語は、配点が公表されていて、
【1】44点
会話文の空所補充:4点×5問=20点
パラグラフ整序:4点×6問=24点
【2】88点
長文空所補充:4点×15問=60点
リード文付き内容一致:4点×7問=28点
【3】68点
長文中でのフレーズの意味:4点×10問=40点
リード文付き内容一致:4点×7問=28点
の計200点満点となります!
合格ラインは、8割が目安となります。
シンプルな構成ですね!
そうやね!
でも、パラグラフ整序は慣れが必要やで!
関西学院大学英語
関学英語は、配点が非公表なので、
推測になりますが、
【1】50点前後(長文問題)
同意表現:2点×3問=6点
空所補充:2点×7問=14点
パラフレーズ:5点×2問=10点
内容一致:6点×3問=18点
【2】40点前後(長文問題)
同意表現:3点×9問=27点
内容一致:6点×2問=12点
【3】30点前後(長文問題)
空所補充:2点×8問=16点
内容一致:6点×2問=12点
【4】20点
文法4択問題:2点×10問=20点
【5】25点
語句整序:5点×5問=25点
【6】40点
会話文問題:4点×10問=40点
の計200点満点となります。
関学はいろんなジャンルの問題が出るんですね!
うん。
だから、対策もいろいろやらなあかんね!
同志社大学英語
同志社英語も非公表ですが、過去に公表されたものも多いので、そこから推測すると、
【1】75点前後(長文問題)
【2】75点前後(長文問題)
【3】50点(会話問題&英作文)
の計200点満点です。
同志社英語は、1つの大問にさまざまな
設問があり、それぞれで配点が異なります。
そのおよその配点は…
①単語・空所補充:各2点(〜4点)
②パラフレーズ問題:各6点
③選択肢一括型内容一致問題:3つ選択×6点
④和訳問題:各20点
(採点:0点、10点、20点の3段階がベースに、語彙レベルミスで−2点)
⑤英文完成問題(語句整序):完答で8点
⑥会話フレーズ補充:各4点×8箇所
⑦英作文:18点
(採点は和訳問題と同様の採点法)
となります。
やっぱり同志社英語はムズそう…
そうやね…
さすが、同志社という感じやね!
立命館大学英語
立命館英語の配点は過去に公表されたので、
それを軸に配点を考えてみると、
【1】29点(長文問題)
リード文付き内容一致:4点×4問=16点
内容真偽 〇△×問題:2点×5問=10点
タイトル主題:3点×1問=3点
【2】31点(長文問題)
空所補充:2点×8問=16点
指示語・フレーズの意味:3点×5問=15点
【3】24点
会話問題:3点×8問=24点
【4】16点
文法4択問題:2点×8問=16点
【5】20点
短文語彙問題:2点×10問=20点
の計120点満点となります。
立命館はバランス型って感じ!
会話問題と文法問題と語彙の問題で半分以上占めるから、長文の比重がそこまで重くはないね!
関関同立とGMARCHの決定的な違い
関関同立とGMARCHの過去問において、
決定的な違いが1つあります。
それは、
GMARCHは学部ごとに設問パターンや難易度が全く異なる学部独立型問題であるのに対して、
関関同立は、日程や学部は違えど基本的に設問パターン・難易度がほぼ変わらない問題である点です。
しかも、関関同立では、年度の推移に合わせて多少の変更はあれど、
ここ20年間形式はそこまで変わっておらず、難易度は易化傾向にあり、
それに加えて、同形式のその大学の過去問が1年分で4〜5回分、20年となるとなんと80〜100回分
手に入れられることになります。
(もちろん、古いものは中古等で手に入れる前提ですが)
ここから、関関同立攻略最大の糸口が見えてきます!
過去問演習の効果が発揮させやすい!
ということです。
古めの過去問を手に入れることができるたら、昔の過去問から解いていって、最近の過去問を解くと、易化具合が実感でき、点数も上がっていくことが確認できます。
関関同立では特に過去問が大事ってことですね!
うん!
めちゃくちゃ大事やでー!
関関同立英語攻略への糸口
と、ここまで関関同立の出題形式と配点を見てきましたが、
各大学の出題形式と配点を最初に把握することで、対策をより集中的に行うことができます!
仮に受験大学を絞るなら、どこに絞って集中対策をすればいいのか?
どういう基礎を真っ先に固めるべきか?
ということが鮮明になります!
たとえば、受験校を関西大学に絞ったと場合、
英単語は、もちろん覚えておくのですが、
英文法は、読解の基礎を固めるタイプのもの[SVOCとか]を真っ先に仕上げ、
ネクステ系の文法4択問題を回す時間を、短文解釈や軽い長文の読み込みに充てることができ、
そこから、過去問に突入して
ひたすら演習をしていき、
足りない知識や単語を補強しながら、
さらに過去問演習でダメを押していく、
そうすることで、早い段階で合格点に到達する
という流れが見えてきます!!
これが僕が推奨する関関同立攻略への最短ルートです!
英語の勉強は、よくあるルートで見ると
英単語覚えて、4択の文法やって、
英文解釈やって長文読解やって、
これがすべて完成すれば成績は上がってる!ハズ
的なものが多いです。
でも、このルートを完璧に仕上げるのに
どれほど時間がかかるのか?
確かに上のルートは理想的ではありますが、ひとつひとつをこなすのに相当な時間がかかる上、
それが総合的に結びつく前に、入試の日を迎えることになります。
これが本当によくあるパターンです。
で、結局何一つ完成しないので、過去問演習にも満足に入れず、不合格に終わってしまうという
悲劇が待っています…
今、読んでいるあなたもそのルートをこなすのに必死になっていませんか?
もし、そうなら今一度過去問を見直して、本当にやるべきことは何なのかを確定させてください!
ほぼ過去問だけで関大に特待で合格した話
最後に、実際にほぼ過去問だけで関大に特待合格をした実例を話します…
僕が去年(2022年)教えていた生徒で、
関大志望の生徒がいました。
そこで、僕が行ったカリキュラムは
まずは、システム英単語を1〜1200語を覚える、
次に、基本的な英文の読み方を教え、それを定着させる。
そのあと、いきなり過去問へGO!
以上です。
え、こんだけでホンマに受かったん?
ルートとして書くと、こんだけです。
4月、5月までに単語を固め、6月には文の読み方を固め、7月には過去問演習に入りました。
ただし、過去問演習に入るために一つ条件をつけました。
それは、答えをいきなり見ながらやってもいいということです。
過去問って力試し的にやるもんじゃないの?
多くの方は、生徒Bさんのように考えていると思います。
しかし、僕はそうは思いません。
過去問こそ最強の問題集です。
だから、いきなり答えを見ながらやるように言いました。
そうすることで、過去問に対するハードルを下げたかったからです。
すると、答えを見ながらなので、当然スラスラできます。
で、やっていくうちに答えの傾向や解き方が見えてきます。
最初は、僕が教えながらやっていったのですが、だんだん僕の手助けも必要なくなり、
10月ごろには
生徒さん1人で過去問をスラスラ解けるようになってました。
もちろん、その頃には合格点をゆうに超える点数を取っていました。
こうやって早くに過去問に入ることで、10月には勝ちが見えるという嬉しい誤算になるわけですね!
多くの受験生が焦っているなか、自信を持てるだけでもめちゃくちゃ大きなアドバンテージです!
そして迎えた入試本番。
その生徒さんは、なんと特待生で合格したのです!
正直、特待は僕も想定外でしたが、僕のやり方は間違っていなかったと
確信できた事例でもありました。
どうですか?
過去問演習に早く入る重要さを理解できましたか?
この事例は英語だけの話ですが、国語、日本史も同じようにやり、
英語よりも早く結果が出る状況になりました。
今回は、関関同立英語の配点から見える攻略法についてお話ししました。
これを読んで、関関同立英語の対策を具体的にイメージしていただけたらと思います。
過去問演習にいかに早く入るかが、合格への一番のキーポイントとなりますので、
普段の勉強から意識してくださいね!
ここまで、読んでいただきありがとうございました!
関関同立攻略シリーズをはじめから読みたい方はこちら!